工務店ホームページ集客のポイント(その6)|人気のページの作り方(スタッフ紹介)

1.ホームページに来訪した見込み客の動線

前回の記事(その5)と同様に、見込み客(ユーザー)がホームページに来たあとの行動を見てみましょう。

アクセス解析を見てみると、最近は最初の訪問で「ブックマーク(お気に入り登録)」して、後日じっくり見直す人が増えています。

最初に「ブックマーク」してもらうためには、トップページで好印象を与えることが大切です。

【ユーザーの動線】

検索からHPにくる最近のユーザーの動線

 

ブックマークのあとに、よく見られているのは「施工事例」と「スタッフ紹介」のページです。

今回は「スタッフ紹介の作り方」に注目してみましょう。
 

2.こんなスタッフ紹介になっていないか?

以前は、「スタッフ紹介には、スタッフ自身の趣味などを記載して親しみがわくようにしましょう」といったノウハウが出回っていたと思います。

【スタッフ紹介(改善前)】
 
改善前のスタッフ紹介

しかしながら、見込み客がネットで入念にチェックしている今では、このやり方だけでは効果が薄くなっています。

「うちの工事を、このスタッフにお願いしたい!頼みたい!」と見込み客に感じてもらうための情報が不足しているからです。

 

3.スタッフ紹介を改善しよう

「このスタッフなら、良いプランを提案してくれそうだ!話をわかってくれそうだ!」と感じてもらうために、次のように情報を充実させましょう。

【スタッフ紹介(改善後)】
 
改善後のスタッフ紹介

資格や実績、こだわりの工夫を明記すると、信頼感が一段と高まります。

「こんなに長く書いたら読まれないのでは?」と思うかもしれませんが、入念に検討している見込み客なら、しっかりと読みます。

実際に、私が支援する工務店で、改善後のスタッフ紹介をヒートマップ解析(ページ内でどこが読まれているか色でわかるツール)で検証したところ、完読率が大きく向上しました。

ですから、スタッフ紹介は「見込み客にとってメリットがありそうだ!」と感じてもらうための情報を充実させることが重要なのです。
 

4.スタッフ自身のオリジナリティを出す

スタッフ紹介では、「お客さんにとってのメリット」と「そのスタッフのオリジナリティ」を両立させるように書くと、さらに魅力的になります。

【スタッフのオリジナリティを出すために】
 
スタッフ紹介のポイント

いろいろなアプローチがあると思いますが、私がオススメしているのは「お客様のために、面倒だけど時間・手間をかけて取り組んでいること」を自分で見つけて表現することです。

例えば、
・プラン清書前に、手描きスケッチで動線案を複数提示している
・現場でお客様に毎回、工事の進捗を写真付きでLINE報告している
など、具体的な取り組みを書くと効果的です。

社内でディスカッションして、それぞれのスタッフのオリジナリティを打ち出していきましょう。

スタッフ紹介は「親近感づくり」だけでなく、“この人に任せたい”を引き出す営業資産です。

ぜひ一度、スタッフ紹介を見直してみてください。
 

(その7へ続く)